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 2023年10月号 No.390


発表会前の人前練習会「B会」を行います(10月1日更新)

発表会前の仕上がりチェックの場として活用していただける人前練習会「B会」を11月5日(日)に行います。今回は発表会に参加する方優先で先着25名となります。堀井までメールまたはレッスン時にお伝えください。
⚫︎日時:11月5日(日)15:00〜18:30(予定)
⚫︎会場:吉野町市民プラザ3階Aスタジオ
⚫︎参加費:¥1,000
⚫︎持ち時間:発表会で弾く曲を弾いてください。

YGSアンサンブル「海街」練習をB会の前に行います(10月1日更新)

発表会第2部「YGSミニコンサート」の最後に演奏する有志アンサンブルの合同練習を11月5日(日)の上記B会の前に同会場で行います。現在個人レッスンに通われている方は個別に合わせ練習を行なっていますが、合同での練習はこの日と発表会当日午前のステージ練習の2回だけになる予定ですのでできるだけスケジュール調整をしていただければと思います。
⚫︎日時:11月5日(日)13:30〜14:30(13:00からAスタジオで練習できます)
⚫︎会場:吉野町市民プラザ3階Aスタジオ
⚫︎持ち物:足台、譜面台、ギター、譜面

編集後記(10月1日更新)

発表会が近づいてきました。今年も本番に向けた練習について書き留めておきたいと思いますが、中でも初心者からベテランの方までほとんどの生徒の皆さんの1番の関心事は「どうしたら本番のステージでも緊張しないで練習通りに弾けるか?」ではないかと思います。僕はこの答えの鍵となるのは「練習モードを本番モードへ切り替えること」だと思っていますが、本番に弱い人ほど練習モードの切り替えが出来ていない事が多いように思います。一般的に日頃の練習では、基本テクニックを上げたり、曲が滑らかに流れるように仕上げていったり、曲の表現方法を工夫して音楽的な演奏を目指したり、などの目的を持って行っている事と思います。え、それって最高じゃん、本番前もそのまま頑張ればいいんじゃね?と思った方はきっと切り替えが出来ていないと思います。では本番モードの練習とは何?という話ですが一言でいうと「一発勝負の確率を上げる練習」になります。絵や彫刻、文章や、また音楽分野なら作曲の場合などは、自分が納得できなければ発表しない、という選択ができます。よく小説家が原稿用紙を丸めて頭の上に放り投げて嘆いている場面を見ますがあれですね。作曲の場合だと、かのベートーベンの自筆譜をみると納得のいかない小節の上に別のアイデアを付箋のように何枚も何枚も重ねて貼ってあり、剥がしてみたら結局一番上と元の譜が同じだった、という逸話が残っています。それに対して「生演奏」ではそうはいきません。「今ミスってしまったけどこれは本来の私の実力ではありません、すぐ弾き直しますのでさっきのは忘れてください」などと舞台上から言ったら逆に忘れられない珍演奏になってしまいます。というように、本番の演奏で緊張するのはこの「やり直せない」「一度出してしまった音は引っ込められない」ことをわかっているからです。本番モードの練習というのはこの「やり直せない」から目をそらさないで向かい合う練習というわけですね。ですので本番モードに入るのは、譜読みが出来て、本番で弾きたいテンポで弾けるようになってからということになります。この際に暗譜で弾くか、譜面を見ながら弾くかでアプローチが変わってきますがまずは暗譜を前提で進めていきます。大きく3つのポイントがありますがまず1つ目は「通し練習と部分練習をしっかり分けて練習すること」です。部分練習はうまくいかないフレーズを繰り返し練習するわけですが、本番モードに入ってからはそれとは切り離して一発勝負通し練習もします。通し練習は本番シミュレーションですのでどれだけ本番に近い気持ちになれるかがポイントになります。僕の場合は「部屋の端に椅子を移動し譜面台をなくして前面の視界を広くする」「本番の会場、ステージの様子を思い浮かべる」「スマホの録画ボタンを押す」「一度立ち上がり2、3歩あるいて礼をして座るところからスタート、演奏後立ち上がって礼」の手順になります。そして一番大事なのは、このとき弾き始めたら絶対にやり直してはいけない、ということです。出だしの1音目を空振りしたとしても「今のはなかったことにしてもう一度最初からやり直し」は絶対ダメで、本番でこのようになったらどうやって気持ちを立ち直らせて最後まで弾き切るか、を練習するわけです。2つ目のポイントは「頭の中の歌を途切れさせないこと」です。よく演奏の途中で集中力が途切れてしまった、という言い方をしますがこの集中力というのは頭の中で曲をなぞって歌っていたのが途切れる状態とも言えます。頭の中の指揮者が拍子や強弱をつけて歌い続け、それを指がギターに伝えて音にすることを練習で続けていくことで本番の集中力がついてくると思います。本番でミスをするときは頭の中で歌っていたはずが「スポットライトが眩しい〜」とか「足台をもう1段高くするべきだったかも」「俺様の演奏中に客席の一番前でガサガサ飴の袋を開けるんじゃねー、ボケが!」とか、ふと頭をよぎった瞬間に「あれ、次ってどこ押さえるんだっけ?」となるわけです。そして3番目は、「客観的な正しい自己評価をする」です。1番目のポイントで説明した一発勝負の通し練習でどのくらいの確率で目標レベルの演奏が達成できているかの見極めをすることが大切です。つい直近1週間の練習で一番上手く行ったときの演奏を今の実力だと思ってしまう人もいますが、本当は上記ポイント1番の「一発勝負の通し練習」の平均値か、またはそれより少し低いくらいが今の達成地点と考えた方が良いと思います。通し練習のミスを「ここは猫が鳴いたから」とか「汗で指がべとついた」と言い訳しているようでは甘いと言わざるを得ません。逆に言えば、自分の演奏の完成度の見極めがしっかりできていれば、本番後はそれほどがっかりすることもないと思います。自分の演奏を美化して臨んでしまうからギャップを感じて落ち込んでしまうのでしょう。ということでいろいろと厳しいことを書いてきましたが、あくまで今年の発表会のステージで自分はこういう演奏をしたい、という目標に対してどれだけ近づけるかということですので、決して完璧な演奏を目指しましょうということではありません。「ミスが多くてもいいからとにかく完奏すればOK」でも「止まってしまっても慌てず弾き直せればいいかな」でも良いと思います。皆さんの演奏を楽しみにしています。ということで「今月の1枚」は、僕がバンド少年だった時の写真が見てみたい、というリクエストをいただいたので16才の時のステージ写真です。(ほりい)

発表会参加要項(9月1日更新)

先月のこの欄でお知らせの通り(ページ下部参照)今年度の発表会を11月25日(土)に吉野町市民プラザホールで行います。初心者の方からどなたでも出演できますのでぜひご検討ください。また当日は終演後に久しぶりの打ち上げ兼忘年会も行いたいと思います。こちらは出演する方はもちろん、生徒の方、ご家族、ご友人なども歓迎ですのでぜひお誘い合わせの上ご参加ください。

<2023 年度 横浜ギタースクール 発表会 参加要項>
●日時:2023 年 11 月 25 日(土)11:30-18:30(予定)
●会場:横浜市吉野町市民プラザ4階ホール
●演奏時間:独奏、重奏は3分〜7分程度、アンサンブルは5分〜8分程度。
●参加費:
・初等科まで: ¥6,000
・中等科以上: ¥8,000
※複数出演の場合1プログラムにつきプラス ¥3,000
・アンサンブルグループ: ¥12,000(1グループ )
●参加のお申し込み:申込書に記入の上10 月20日までにお申し込みください。
●ご案内と申し込み書のダウンロードは以下からお願いいたします。
>>発表会のご案内
>>発表会申し込み書
(参加予定の方にはレッスン時にプリントをお渡しします)

<打ち上げ忘年会>
●会場:ホテルマイステイズ1F グリルエトナ
●時間:19:00-21:00(予定)
●参加費:¥5,500

茂木拓真ギターリサイタル (9月1日更新)

コロナ禍で中断していた「横浜ギタースクールコンサートシリーズ」を再開することにいたしました。再開第一弾はスクール講師の茂木拓真さんのリサイタルを10月27日(金)に鶴見駅前のサルビアホールで開催いたします。茂木さんはご存じの方も多いと思いますが、横浜ギタースクールで9才から堀井に習い始め、高校生で神奈川新人ギタリストオーディションに首席合格しました。その後は洗足学園音楽大学で原善伸、鈴木大介、大萩康司の各氏に師事し、在学中に国内の主要コンクールの多くで優勝という実績を残し、現在は各地で積極的にコンサート活動を行っています。当日はゲストに多治川純一さんをお迎えしてデュオも含めたプログラムを予定しています。

●日時:2023年10月27日(金)18:30開場 19:00開演
●会場:鶴見区民文化センター「サルビアホール」(JR鶴見駅徒歩3分)
●チケット:¥2,500(前売り)→¥2,000(YGS割引)¥3,000(当日)

発表会関連のお知らせ(8月1日更新)

今年の発表会は11月25日(土)、吉野町市民プラザホールで開催が決まっており、 参加要項など詳細は来月号のこの欄でをお知らせいたします。 申し込み締め切りは10月中旬になりますが、出場を検討している方はそろそろ選曲など準備を進めてください。

<横浜ギタースクールの発表会について>
●生徒の皆さん一人ひとりが1年間のギター練習の成果を自分なりにおさらいする場です。
●発表会に向けて1曲をじっくり仕上げるのでそのプロセスが上達につながります。
●個人レッスン中心のギタースクールではギター仲間が出来て親睦できる数少ない機会です。
●自由参加です。初級レベルの方からどなたでも参加できます。
●華美な舞台は用意しません。衣装も客席のお客様に失礼にならない程度の普段着で構いません。
●参加者には本人の演奏部分の写真データとビデオデータを差し上げます。

アコースティックギターアンサンブルコンサート2023 ~吉野町市民プラザ「まちかど」ギター発表会(8月1日更新)

 吉野町市民プラザと「横浜アコースティックギターアンサンブルを楽しむ会(以下楽しむ会)」の共催で毎年行っている上記コンサートが今年も9月10日(日)に吉野町市民プラザ4階ホールで行われます。
 第1部は現在開催中のチャレンジ・ザ・ギターワークショップ受講生による修了発表の演奏と講師演奏 part-1、第2部が楽しむ会所属の8グループによるアンサンブル演奏と講師演奏 part-2という内容になっています。
 入場は無料ですが吉野町市民プラザのホームページの入力フォームから申し込みが必要になります。楽しむ会のグループメンバーには横浜ギタースクールの生徒がたくさんおり、講師もスクール講師、スタッフですのでぜひ聴きにいらしてください。
 ●日時:令和5年9月10日(日)
 ●開場12:30 開演13:00 終演17:00(予定)
 ●会場:吉野町市民プラザ 4階ホール
 ●料金:入場無料 ※事前予約制(第一部、第二部、通し)

YGS発表会有志アンサンブル「海街-syn-phony」メンバー募集(7月1日更新)

 11月25日(土)吉野町市民プラザ4Fホールで開催が決まった今年度のYGS発表会ですが、今回から<第2部YGSミニコンサート>の最後には有志によるアンサンブルを行うことにいたしました。演奏曲は日本を代表するギター曲の作曲家、編曲家として活躍中の小関佳宏さんに横浜ギタースクールが委嘱した「海街-syn-phony」という作品で、昨年の発表会で講師スタッフが初演いたしました。今回はより大きな編成で迫力ある演奏を目指して参加者を募集いたします。横浜ギタースクールまたは横浜アコースティックギターアンサンブルを楽しむ会のメンバーでしたらどなたでも参加できます。難易度に応じたパートを選べるようにしますので演奏レベルについてはご相談ください。なお練習は事前に練習用音源を元に個人練習をしてもらい、10月または11月に1、2回の合同練習を予定しています。興味のある方は堀井までご相談ください。

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