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 2023年6月号 No.386


今年度YGS発表会の日程が決まりました(6月1日更新)

 今年も早いもので発表会のお知らせの時期になりました。11月25日(土)吉野町市民プラザ4Fホールということで例年と同じく11月の最終土曜日、会場も同じになります。申し込み要項など詳細は8月号または9月号の月報に掲載の予定です。

B会の会場と打ち上げの形が変更になりました(6月1日更新)

 先月号のこの欄でお知らせした人前練習会「B会」ですが、会場として予定していた2つのマンション集会室のうち第1集会室が使えなくなってしまいました。そのため会場と打ち上げの形式を変更して行うことになりますのでよろしくお願いいたします。申し込みをされた方には演奏と打ち上げそれぞれの参加の可否について対面またはメールで再度確認させていただいています。なお会場が変わりましたので演奏はしないけれど聴いて打ち上げも参加のような方の受け入れ枠が増えましたので演奏されない方もぜひご検討ください。演奏参加については6/1現在あと1名で締切になりますのでご検討中の方はお早めにご連絡ください。
 <横浜ギタースクールB会>
 【日時】2023年6月24日(土)演奏開始:14:00  打ち上げ開始:17:00予定
 【会場】旬菜ダイニング「月兎」2階 (発表会打ち上げ二次会でいつも利用している居酒屋さんで吉野町教室徒歩3分です)
 【演奏内容】曲目自由で一人7〜8分程度以内
 【演奏参加費】¥1000
 【打ち上げ参加費】¥4,500(お酒を飲む方・飲み放題付き)¥3,500(お酒を飲まない方)
 【定員・申し込み】先着20名。レッスン時に直接またはメールで堀井までお申し込みください。
   ※メール申し込みには必ず返信をしますので3日以内に返信がない場合はお手数ですが再送をお願いします。
 【その他】会場が変わりましたので演奏しない方、打ち上げだけの参加も大歓迎です。

吉野町市民プラザ主催チャレンジ・ザ・ギターワークショップ参加者募集中(6月1日更新)

 YGSスタッフが講師を務める吉野町市民プラザ主催「チャレンジ・ザ・ギターワークショップ」が今年度も開催されることになりました。この3年間はコロナ禍の影響もあって期間短縮などの制限付きで行ってきましたが、今年は7月16日から9月3日までの毎週日曜日午前、全8回の日程で行います。募集はすでに始まっており吉野町市民プラザホームページのフォームからまたは来館での申し込みになります。入門者向きの内容ですので教室に在籍の方は参加の必要はないと思いますがお知り合いなどでギターに興味がありそうな方がいらっしゃいましたらぜひご紹介いただけますようお願いいたします。  

ツイッターで空き情報をお知らせします(5月9日更新)

 新年度、新学期にあたってのレッスン日や時間帯の変更希望が落ち着いてきましたが、現在のところ横浜西口教室の固定枠の空きが月・水・木・金の各曜日それぞれ1枠のみになっています。  
 固定枠の空き以外にも、固定枠で月2回を基本にしている方が解放する枠やキャンセルによる空き枠が随時ありますので、ツイッターでお知らせすることにしました。トップページにリンクがありますのでぜひご利用ください。  

編集後記(6月1日更新)

 ギターを弾いている人にとって指や爪のトラブルは切実な問題でこの欄でも定期的に話題にしています。今回はその中でも近年注目度が上がっており、横浜ギタースクールの生徒でも現在数人の方が悩まれている「ジストニア」についてのお話です。ジストニアという名前を聞いた事がないという方も多いと思いますが、まぶたの痙攣や文字を書くと指が震えてしまう「書痙」またゴルフでパターが打てなくなってしまうイップスなどもジストニアの一種と言われています。脳の神経回路の伝達がうまくいかずさまざまな運動に障害が出てしまう症状の総称で以前は精神的なものが原因だと考えられていましたが30年ほど前から研究が進み脳の神経系の問題という事がわかってきました。とはいえまだまだはっきりした発症原因や治療法までは至っておらず様々な分野で多くの人が悩まされています。音楽の分野でもピアノやギター、ヴァイオリンなど様々な楽器奏者に症状が見られ「音楽ジストニア」と呼ばれており、一説によると音大生の100人に1人がジストニアに苦しんでいると言われているそうです。クラシックギターの場合は右手に症状が出る事が多いようで、具体的には「特定の指の巻き込みや反り返り」「緊張による極度な震え」などが多いようです。これらの症状は以前は全て腱鞘炎の症状とかメンタルの問題と言われており、僕の古い生徒の中にも今にして思えばジストニアだったのではないかという方が何人も思い当たるのですが当時は適切なアドバイスをしてあげられなかったことが悔やまれます。現在も数人の生徒の方がジストニアの治療をしながらギターを続けており、その努力には頭が下がる思いなのですが、中でも本当に思い切った決断をした方がいます。中年男性のOさんは独学の後に6年前からレッスンに通ってくれていますが当初から右指の空振りなどが練習課題になっていました。初めのうちは僕も技術的な弱点と判断し、強化のためのメニューを取り入れてアドバイスをしていましたがなかなか思うような成果につながらないことから腱鞘炎やジストニアの可能性もあるのではと思うようになりました。専門の医師に診てもらうことをおすすめしたところやはりジストニアという診断がくだりました。しかしひと口にジストニアといっても症状も程度も個人差があるので診断後にどのようにギターと付き合っていくかは本人が決めるしかありません。右手のジストニアの場合の選択肢としては、「症状が出る指をなるべく使わない運指にするなど工夫をしながら練習する」「ピックを使った奏法に切り替える」などが一般に考えられるのですが、Oさんの決断はなんと「左利きにギターを持ち替えてゼロから再スタートをする」というものでした。僕からするとずいぶん思い切った決断のように感じましたが本人は淡々とした表情で、すぐに楽器屋さんに行って自分のギターを左利き用に調整してもらったそうです。今はレフティに生まれ変わってまだ数ヶ月ですがレッスンも快調、以前のようなもどかしさがないことで本人の気持ち的にもスッキリしたそうで以前より晴れやかな表情で弾いているように見えます。数年前にこの欄でも紹介したことがある生徒のYさんも、仕事上の事故で右手の薬指の第一関節から先を切断してしまうというという災難にもかかわらず、薬指以外の指を駆使してバッハやビラロボスなどの難曲に取り組み続けています。他にも腱鞘炎の手術を控えている方、ジストニアの長期治療を続けている方、ヘバーデン結節で指関節の痛みや変形と付き合いながら弾いている方、など指のトラブルを抱えている生徒はたくさんいらっしゃるのですが、本当に皆さんのギターに対する姿勢には頭が下がる思いでいっぱいです。ということで「今月の1枚」ですが、本文で発表会の日程決定のお知らせをしたので30年以上前の「第1回発表会(当時は「おさらい会」)の集合写真です。(ほりい)

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