
(公社)日本ギター連盟主催による上記コンサートが9月13日(土)にHakujuHallで行われ、日本全国から豪華な顔ぶれが集まりギターの名曲をさまざまな形で披露いたします。堀井も演奏活動引退のはずですが師匠の宇賀神昭先生、同門の酒井良祥さんとのトリオ演奏ということで今回は出演することになりました。ぜひご来場くださいますようお願いいたします。チケットは教室割引がありますので堀井までお知らせください。
【日時】2025年9月13日(土)14:00開演(13:30開場)
【会場】Hakuju Hall(代々木公園駅より徒歩5分)
【チケット】¥4,000(全席自由)→¥3,000(YGS割引)
【出演者】齊藤泰士、大島直、吉住和倫、宇賀神昭、坪川真理子、田部井辰雄、建孝三、前田司、中島晴美、柴田健、福山敦子、坂場圭介、山田直樹、松澤結子、酒井良祥、大津はるみ、久住一人、富川勝智、稲葉順子、板野直人、多治川純一、堀井義則
【主なプログラム】
* リュート協奏曲 RV93 (A.ヴィヴァルディ)
* ロートレック讃歌(E.S. デ・ラ・マーサ)
* 私のお父さん(G. プッチーニ)
* ゴヤの美女 (E.グラナドス)
* ヴィアマリン「R.ディアンス讃歌」(K.ヴァシリエフ)
* ギターの為の組曲「六甲」Op.234より「ダイヤモンドポイント」(近藤浩平)
* バーデンジャズ組曲(J.イルマル)
* トッカーターとフーガニ短調BWV565(J.S. バッハ)
* 詩的ワルツ集より(E.グラナドス)
* 野道(中野二郎)
* ロンド(H. パーセル)
* リゾンの泉(N. コスト)
他
小関佳宏さんに委嘱した作品が完成〈初演メンバー募集〉(7月1日更新)
日本のギター界を代表する作・編曲家、演奏家の小関佳宏さんに委嘱していたアンサンブル作品「Bay Breeze Memory」が完成いたしました。 今回は3年前に初めて小関さんに委嘱した「海街 syn-phony」に続く第2作となりますが、今回もタイトル通り横浜をイメージした素敵な曲です。 今年も11月29日の発表会の最後にこの曲を初演したいと考えており、参加メンバーを募集いたします。小関さんには、中級レベルの方でも弾けるように、という希望をお伝えして書いてもらいましたので中級レベル以上の方でしたらどなたでも参加できますので興味のある方はぜひ堀井まで声をかけてください。 練習は練習用音源で個人練習をしてもらいその後レッスン時に堀井と練習しておき、10月、11月に2〜3回程度の合同練習を予定しています。
神奈川新人ギタリストオーディション(7/1更新)
神奈川ギター協会主催による「第53回神奈川新人ギタリストオーディション」が7月13日(日)に横浜市磯子区民文化センター「杉田劇場」で行われます。 今年は横浜ギタースクールからは榎本哲也さんが出場を予定しております。応援をよろしくお願いいたします。
【予選】 午後12時30分~
課題曲 エチュードOp.60-5(M.カルカッシ)
自由曲 3分以内の独奏曲
【本選】 午後5時30分~(予定)
課題曲 エストレリータ(M.M.ポンセ)
自由曲 6分以上10分以内の独奏曲
詳細は →神奈川ギター協会
編集後記(7月1日更新)
先月のこの欄で、これまでに900回近くの公演を行い演奏をしてきたということを書きましたが、これらは大きく分けると、ギタートリオで請け負っていた学校関係の芸術鑑賞事業とソロで行なっていたリサイタルやイベントでの演奏になります。 芸術鑑賞事業の方は仕事の性格上、日本全国津々浦々まで出かけて行くので普通の観光ではまず行かない土地や秘境と言われるところまで本当にいろいろなところに出かけて面白いエピソードも沢山思い出されます。 それに対してソロ活動の方は集客の関係上都市部がほとんどなので珍しいエピソードというのは少ないのですが、今回はその中でも印象に残っている演奏を2つ思い出してみました。 まず過酷すぎて忘れられないのが、大雪の中、野外ステージで弾いたイベントです。もう30年も前になりますが都庁前の広場で行われたイベントでその年のテーマがスペインということでフラメンコやバンド演奏などに加えてクラシックギター独奏も呼ばれたのでした。 確か3月だったと思うのですが南岸低気圧か何かの影響で朝から降り始めた雪は徐々に激しくなってきて午後からのイベント開始時には地面が白くなり始めていました。当然寒さは半端なく指が動くような状況とは思えません。 楽屋で多くの出演者は主催者がいつイベント中止の判断を出すのかを見守っていたのですが結局開演時間になり最初のグループがステージに向かいました。僕は覚悟を決めてコンビニで大量のカイロを買い込みタキシードの内側にびっしり貼り付ける作戦に出ました。相当な着膨れだったかもしれませんがこの際見た目を気にしている場合ではありません。 そしてますます激しさを増す雪の中で演奏スタート、テンポを落とした曲もありましたが何とか無難にステージを終えられました。ほっとして袖に戻った途端に「大雪のためここでイベントは中止とします」という舞台監督の声が響きました。 まあ、こんな大雪の野外でアルハンブラを弾くなんていう良い経験をさせてもらった、と思うしかありませんでした笑。 もう一つの印象に残っているのはあまりにクラシックギターと縁がなさそうなスペースでの演奏です。どこかというと新橋だか赤坂だか向島か忘れてしまったのですが由緒ありそうな立派な料亭での演奏でした。 確か医師会の偉い方々の宴席で、お座敷客、芸妓さん達、幇間の方を前にしてなんとも不思議な気持ちで弾いたのを覚えています。いつもの三味線、笛や太鼓の鳴り物に代わってのクラシックギターはなかなかシュールな響きだった事と思います。 料亭といえば実は僕は若い頃、なんと毎日のように料亭に入り浸っていた時期があったのです。えー、すごい!そんなに優雅で粋な若者だったの?と思ったでしょうが、若いと言っても小学生の時の話です。仲の良かった同級生の家が料亭で、学校帰りに毎日のように遊びに行っていたのでした。 今となっては知らない人も多くなってしまいましたが、吉野町教室のあるマンションの国道を挟んで向かい側のエリアは昭和40年代頃までは「日本橋」と呼ばれる横浜でも有数の花街だったのです。ですので堀井少年の小学生時代の遊び場周辺には料亭や置屋さんが何軒か残っており芸妓さんが歩く姿も見られました。その友人の家である料亭に遊びに行くと迷路の様に廊下や座敷が配置され、三味線や鼓などが置かれているのが興味深かったのを覚えています。 ということで
「今月の1枚」は本文とは関係ないですが先月に訪れた阿蘇の様子から火口と有名な「いまきん食堂」の赤牛丼です。