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 2024年8月号 No.400


白鳥修一朗君が神奈川新人ギターオーディション入賞(8月1日更新)

 7月14日に行われた第52回神奈川新人ギタリストオーディションにおいてYGSから出場した白鳥修一朗君(中学2年生)が見事合格いたしました。今年度は41名の出場者による予選からわずか5名が本選に残れるという狭き門に加え、稀に見るハイレベルなオーディションでしたが白鳥君は予選、本選ともに実力を出し切り安定した演奏で見事入賞を果たしました。
 今後は来春の神奈川ギターフェスティバルゲスト出演、来秋の神奈川ギター協会主催の新人演奏会に出演の予定になっております。ぜひ応援をよろしくお願いいたします。(写真クリックで拡大)

YGSコンサートシリーズVol.16〜大場悟史リサイタル + ホール試し弾き(8月1日更新)

 パリ国際ギターコンクールの数少ない日本人入賞者のひとりで、20代からドイツハンブルクを拠点にヨーロッパ、中南米など世界各地で活躍している大場悟史さんの一時帰国に合わせてYGS コンサートシリーズで演奏会を企画いたしました。大場さんと堀井は10代の頃からギター仲間として勉強会やジョイントコンサートなどをしてきましたのでかれこれ40年以上のお付き合いになります。今回はソロで南米とスペインに絞ったプログラム、堀井とのデュオでF.ソルとトルコの鬼才F.サイの作品、YGSスタッフの安部数子さん、渡邉史明さんを加えたカルテットでは、おそらく日本初演となるカノン(T.ヒゥフナー)を演奏という盛りだくさんの内容となっております。
 また当日は、リハーサル前の時間を生徒の皆さんに試し弾きの場として使ってもらおうと考えています。サンハート音楽ホールはギターに最適な素晴らしい響きで定評がありますのでぜひステージ体験の場として活用してください。
 こちらは参加料無料ですが、YGS、姉妹教室、楽しむ会のメンバーで上記コンサートのチケットを購入してくださった方に限定させていたきます。人数に限りがありますので先着順になりますが、前半の時間帯は持ち時間を少し長くするという方式にしてあります。

<YGSコンサートシリーズVol.16「大場悟史ギターリサイタル」>
⚪︎日時:10月25日(金)19:00開演(18:30開場)
⚪︎会場:横浜市旭区民文化センター「サンハート音楽ホール」
⚪︎チケット:¥3,000(前売) ¥3,500(当日) →¥2,500(YGS割引)
>>チラシ拡大へ

<ホール試し弾き>
⚪︎日時:10月25日(金)
・13:15-14:30ー持ち時間15分(入替込み)5名定員
・14:30-16:00ー持ち時間10分(入替込み)9名定員
⚪︎参加費:無料(コンサートに来てくださる方に限ります)
⚪︎申し込み:8月1日から堀井までメールにて(先着順に演奏の時間枠を決めていただきます)

発表会関連のお知らせ(8月1日更新)

 今年の発表会は11月23日(土・祝)に吉野町市民プラザホールで開催が決まっており、 参加要項など詳細は来月号のこの欄でをお知らせいたします。 申し込み締め切りは10月10日になりますが、出場を検討している方はそろそろ選曲など準備を進めてください。
 なお今年度は独奏の演奏時間と参加費が変更になりますので確認をお願いします。アンサンブルについては演奏時間、参加費ともに変更ありません。
・初等科まで:演奏時間2,3分程度、参加費 ¥4,000(昨年¥6,000)
・中等科以上: 演奏時間6分以内、参加費¥6,000(昨年¥8,000)
※複数出演の場合1プログラムにつきプラス ¥2,000

<横浜ギタースクールの発表会について>
⚪︎生徒の皆さん一人ひとりが1年間のギター練習の成果を自分なりにおさらいする場です。
⚪︎発表会に向けて1曲をじっくり仕上げるのでそのプロセスが上達につながります。
⚪︎個人レッスン中心のギタースクールではギター仲間が出来て親睦できる数少ない機会です。
⚪︎自由参加です。入門レベルの方からどなたでも参加できます。
⚪︎華美な舞台は用意しません。衣装も客席のお客様に失礼にならない程度の普段着で構いません。
⚪︎参加者には本人の演奏部分の写真データとビデオデータを差し上げます。

関内ホール トライアドコンサート~若手ギタリストが奏でる極上の時間~(8月1日更新)

 関内ホール主催による上記コンサートが9月7日(土)に小ホールで開催され、YGS講師の茂木拓真さんが出演いたします。神奈川にゆかりのある3名の若手ギタリストの共演ですのでぜひお出かけください。教室でチケットを扱っており、割引で¥900になります。
⚪︎関内ホール小ホール
⚪︎9月7日(土)14:00開演(13:30開場)
⚪︎全席自由 1,000円※未就学児入場不可。
⚪︎主催・問合せ:横浜市市民文化会館 関内ホール

渋谷環45周年記念リサイタル(8月1日更新)

 日本を代表するギタリストのひとり、渋谷環さんのデビュー45周年記念リサイタルが行われます。渋谷先生にはYGSの発表会にゲストで来ていただいたり、堀井が札幌の渋谷教室の発表会ゲストに呼んでもらったりと長年にわたりお付き合いさせていただいています。
 教室でチケット取り扱っていますのでご希望の方は堀井までメールでお知らせください。
<デビュー45周年記念公演「渋谷環ギターリサイタル」>
⚪︎日時:10月6日(日)14:00開演(13:30開場)
⚪︎会場:東京都渋谷区「けやきホール」
⚪︎チケット:¥4,000(前売) ¥4,500(当日) 
⚪︎プログラム:シャコンヌ(J.S.バッハ)、マルボローの主題による変奏曲(F.ソル)、オートゥイユの夜会Op.23(N.コスト)他
>>チラシ拡大

【訃報】YGSスタッフの比嘉隆則さんが亡くなられました(7月13日更新)

横浜ギタースクール生徒、アンサンブル指導スタッフとして30年以上に渡り貢献してくださった比嘉隆則さんが7月10日に逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。

編集後記(8月1日更新)

 本文でお知らせの通り、YGSの生徒、アンサンブル指導スタッフの比嘉隆則さんが7月10日にお亡くなりになりました。5年ほど前から透析を続けておりましたが、今春に脳梗塞を発症、当初は意思の疎通も難しい重症から徐々に快方に向かったものの7月上旬に容態が急変してしまったとのことでした。まだ57歳で、透析を始めてからは会社勤めは辞めたものの、YGSスタッフの他にも自宅にギター教室を開設するなどこれからはギター関係の仕事でも頑張りたいと張り切っていたので本当に残念でなりません。
 比嘉さんはYGSスタッフの中でも最古参で、僕の自宅教室を訪ねてきてくれたのは1993年、彼がまだ20代半ばの頃で会社にも慣れてきたので学生時代に打ち込んでいたギターを再開したい、とのことでした。それからはすぐに教室の中心メンバーとして、発表会、イベント、飲み会などで初期の教室運営を支えてくれました。この頃の光景で思い出されるのは、まだ現在のマンションが建つ前の一軒家だった自宅教室のレッスンの様子です。当時は週末の夜になるとどこからともなく生徒が集まってきて最終の生徒のレッスンが終わると同時に教室は宴会場になり、ギターを弾きながらの大騒ぎ、いつの間にか終電はなくなりそのままみんなで教室で雑魚寝。朝は僕がアジの開きを焼いて、味噌汁を作ってみんなで朝食して解散、というまさに昭和の教室の光景でした。そしていつもその中心にいるのが比嘉さんでした。
 比嘉さんのギターの腕前は入会した時点ですでに上級レベルでコンクールなどに挑戦できるくらいだったのですがネックは体の大きさに似合わない蚤の心臓でした。コンクールに挑戦するたびに終盤までは素晴らしい出来栄えで、入賞間違いなし!と安心した途端にパタッ、と止まってしまいアウト!ということを何年も繰り返していました。そして30代も後半に差し掛かり、もうコンクールは諦めた方が良いのかも、と思いかけたタイミングで心臓を患ってしまいしばらくの入院生活になってしまいました。そして退院して元気になりギターにも復帰したのですが、ここで不思議なことが起こりました。笑い話ではないですが、何と心臓の病を治したら蚤の心臓まで治ってしまったのです。この入院を境に演奏の安定度が格段にあがり、2つのコンクールで立て続けに入賞することができました。
 その後はスクールスタッフとしてワークショップアシスタントや、アンサンブル指導、イベント運営などにも積極的に協力してくれました。これを読んで下さっている皆さんも発表会やいろいろなイベントで、裏方の比嘉さんから声をかけてもらったり、人知れず楽屋の片付けをしてくれている比嘉さんの姿が思い浮かぶ方も多いと思います。
 比嘉さん、本当に長い間ありがとうございました。これからはそちらで思う存分ギターを弾いてください。 「今月の1枚」は入会まもない頃の比嘉さんと僕です。(ほりい)

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