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 2025年5月号 No.409


第14回J.S.バッハ国際ギターコンクールでYGS生徒の堀江基之さんが第1位に入賞しました(5月1日更新)

 4月27日に江戸川総合文化センターホールで行われた上記コンクールにおいて横浜ギタースクールから出場した堀江基之さんが見事第1位に入賞しました。
 同コンクールはプロを目指す若者やすでにプロ活動を行っている方も出場するなどハイレベルなことでも知られており、過去の入賞者には現在活躍中のギタリストが名を連ねています。
 堀江さんは2021年4月にこのコンクールで第3位に入賞後、同年7月に神奈川新人ギタリストオーディションに主席入賞の実績を残しましたが、その後腕を骨折しギターを中断しましたが復帰を果たして今回の快挙となりました。

編集後記(5月1日更新)

横浜ギタースクール創設者の山口昭三先生の訃報を先月号に掲載いたしましたが、現在在籍中のほとんどの方は山口先生について全く知らないと思いますので今回は先生の人柄や功績について書いてみます。山口先生は昭和9年生まれ、独学でギターを始めた後に小原安正先生に師事しました。その後一時は通産省 (現在の経済産業省)に勤めましたが退職してクラシックギターの道に進むことを決心、昭和30年代に東京、横浜周辺のレコード店などの音楽教室でギターを教え始めプロギタリストとしての活動をスタートしたそうです。この頃の日本のクラシックギター界と言えば映画「禁じられた遊び」の影響から始まった大ブームの真っ只中、今では想像も出来ない大流行で、この頃山口先生は、あの昭和の大ヒット番組「サバダバ・サバダバー」の11PMに出演して生放送で演奏したというのですから当時のスタープレイヤーだったのでしょう。当然リサイタルや教室も大繁盛でこの頃に弟子入りした生徒から10人近くがプロギタリストになっています。当時の横浜ギタースクールは現在横浜教室があるビルの向かい側の木造建物の2階ワンフロアで、個人レッスン用の狭い部屋2つの他にグループレッスンや待合室として使う広めのスペースがあり常時複数の先生がレッスンをしていました。このように演奏活動と教室運営の両面で活躍していた山口先生ですが、日本ギター連盟や神奈川ギター協会といった団体の設立や黎明期の運営に尽力した功労者でもありました。日本ギター連盟では法人化の重要性を説いて自ら役所と折衝して社団法人に格上げしたほか、当時派閥的な色が濃くバラバラだった神奈川県内のギタリストをまとめて神奈川ギター協会の立ち上げにこぎつけました。その後も多くの弟子を育て、日本ギター連盟の理事や神奈川ギター協会委員長などを務めましたが60代でギタリスト引退を宣言、今度は氷河期に落ちていたクラシックギターに代わって大流行の兆しが見えていたシルバー音楽産業に参入して第二の人生に突入しました。ここからもアイデアマンぶりを発揮し、シンセサイザー機能の付いた大正琴や日本古来の箏にフレットのような機能を付けて特許を取った現代箏などを発明するなどして教室を拡大していきました。最盛期には日本全国に支部を持ち生徒数数千人の規模の大きな組織までになったと思います。その頃は僕も含めた一門のギタリストもイベントのスタッフなどのお手伝いをしていたのですが、中でも印象に残っているのは大正琴の中国公演で、200名くらいのシルバー世代の生徒さんを引き連れて北京、上海で演奏と観光をするという大変なイベントでした。その後もこのような高齢者の楽器を通じた交流イベントをオーストラリアやハワイなどでも行うなど精力的な仕事を続けていました。近年は時代の流れもあり事業は縮小していき、さらにコロナ禍からは中断せざるを得ない状況でしたが90才を過ぎても再開に意欲を持ち続けていました。冥土でも次なる新しい楽器のアイデアを考えていることと思います。
ということで「今月の1枚」は15年ほど前の写真から山口先生(右から2人目)、荘村先生(左)、宇賀神先生(右)、堀井です。(ほりい)

5月から一部曜日のレッスン時間が変更になります(4月1日更新)

 5月から横浜教室の使用可能枠が変更になったためレッスン時間が以下のように変更になります。固定枠も増えますのでご都合の合う方はご検討ください。

   レッスン時間 2025年5月〜
月曜日 15:00-20:00(横浜教室)
火曜日 10:00-20:00(吉野町教室)
水曜日 10:00-15:00(横浜教室)
木曜日 15:00-20:00(横浜教室)
金曜日 10:00-15:00(横浜教室)16:00-20:00(吉野町教室)
土曜日 10:00-20:00(吉野町教室)

神奈川ギター協会員による春のギターフェスティバル(4月1日更新)

 Spring Guitar Fesutivalと題した神奈川ギター協会員によるコンサートが5月6日(月・祝)に港南区民文化センター「ひまわりの郷ホール」で開催されます。神奈川ギター協会員で活躍中のプロギタリストがソロ、重奏、アンサンブルなど多彩なプログラムを演奏いたします。YGS講師の茂木拓真さんがソロ、YGSスタッフの安部数子さんもアンサンブルで出演いたします。ぜひお出かけください。
 チケットは前売り¥4,000のところ教室割引で¥3,000になりますので堀井までお知らせください。
【日時】5月6日(月・祝)13:00開演 (12:30開場)
【会場】港南区民文化センター「ひまわりの郷ホール」
【入場料】¥4,000(一般前売り)→YGS割引で¥3,000
【出演者】
茂木拓真、川俣明、高久敏春、森淳一&椎野みち子、篠原正志、菊池吾利也、原善伸、伊藤亘希&高久敏春、神奈川ギター協会員ギターカルテット(齊藤泰士、多治川純一、酒井良祥、伊藤亘希)、特別合奏団(指揮:石田忠)安部数子、宮崎和穂、齊藤泰士、多治川純一、酒井良祥、伊藤亘希、一星有希、篠原正志、菊池吾利也、河口健二

県立緑ケ丘高校クラシックギター部定期演奏会(4月1日更新)

 堀井が40年間に渡り指導してきた県立緑ケ丘高校クラシックギター部の第40回定期演奏会が5月6日(月・祝)に杉田劇場で行われます。
【日時】5月6日(月・祝)13:30開演
【会場】磯子区民文化センター「杉田劇場」
【入場無料】
【プログラム】
花のワルツ(チャイコフスキー)、カヴァティーナ(S.マイヤース)、剣の舞(ハチャトゥリアン)、ディズニーメドレー、Lemon(米津玄師)他

月謝改定およびクレジットカードタッチ決済対応のお知らせ(2月1日更新)

 4月分より月謝の改定をさせていただきます。各クラス、回数別の金額は下記の通りですが、1回あたり¥200〜¥300程度の値上げになる計算になります。諸物価高騰の折申し訳ありませんがご理解のほどよろしくお願いいたします。
 また、月謝のお支払いがクレジットカードのコンタクトレス決済(タッチ決済)でも出来るようになりました。対応しているカードは以下になります。
VISA・Mastercard・American Express・JCB・Diners Club・Discover

レッスン料金(消費税込み)2025年4月〜
グレード 月3回 月2回 月1回
基本科~初等科 ¥11,500 ¥8,500 ¥4,500
中等科~高等科 ¥12,500 ¥9,000 ¥5,000
専攻科 ¥13,500 ¥10,000 ¥5,500
その他の費用(消費税込み)
入会金 ¥7,000 入会時のみ
継続費 ¥1,000 1ヶ月以上お休みの場合(1ヶ月につき)

 過去の月報