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 2024年5月号 No.397


多治川ギタースクール発表会(5月1日更新)

YGSファミリーでお馴染みの多治川純一さんの教室発表会が連休明けの12日(日)に杉田劇場で行われます。ギターソロ、重奏、アンサンブル、ウクレレなど41組の皆さんが演奏を披露する他、恒例のゲスト演奏には大萩康司氏をお招きしているそうです。「横浜アコースティックギターアンサンブルを楽しむ会」のグループも多数参加するのでYGSメンバーも多数出場いたします。詳細はこちらのプログラムをご覧ください。
>>プログラム-1
>>プログラム-2

池田慎司ラティノアメリカギターソロコンサート(5月5日更新)

以下の記事を掲載していましたが、ブラーボさんが怪我のためしばらく演奏活動ができなくなってしまったそうで、池田さんのソロコンサートに変更になりました。池田さんのソロコンサートも関東ではなかなか聴ける機会が少ない上、得意とする南米作品だけのプログラムということでこちらもおすすめです。プログラム以外の会場、時間、料金などは全てチラシ通りで変わらないそうです。

<ラティノアメリカギターコンサート>
 レオナルド・ブラーボさん、池田慎司さん、共に日本のトップギタリストですのでファンの方も多いと思いますが、このお二人からジョイントコンサートのお知らせが届きました。お二人ともに横浜ギタースクールの発表会ゲスト、教室主催の公開レッスンなどにもお越しいただき長くお付き合いさせていただいています。少し会場が遠いのですが、このお二人のジョイントという貴重な機会ですのでぜひお出かけください。チケットご希望の方は堀井までご連絡ください。詳細はこちらのチラシをご覧ください。 
>>チラシ      

編集後記(5月1日更新)

 今回は新年度で新規入会の方々もお迎えしたタイミングということで、横浜ギタースクールの歴史とその間のクラシックギターの盛衰などについて書いてみたいと思います。話は昭和30年代末まで遡るのですが、日本のクラシックギター黎明期の重鎮の1人、山口昭三先生が現在の横浜教室の向かい側にギター教室の看板を掲げたのが横浜ギタースクールの始まりになります。山口先生は学生時代に進駐軍のキャンプ内のバンドでギターを弾いて小遣い稼ぎをしたりしたのちに本格的にクラシックギターを習い始め、その後通産省(現在の経産省)に就職したにもかかわらずギターの魅力に取り憑かれ、仕事を辞めてプロギタリストになったというユニークな経歴の先生です。当時は映画「禁じられた遊び」をきっかけにクラシックギターが大ブームになっており、リサイタルはいつも超満員、ギター教室も若者を中心に大変な人気だったそうです。当然ギター教室も雨後の筍のように増え始め、この頃は「禁じられた遊び」が弾けたら先生になれた、などという冗談のような話もよく聞かれたそうです。これだけの大ブームですから当然プロギタリストともなればモテモテだったらしく、僕の一世代上の男性ギタリストからはここに書くのは憚られるような当時の自慢話をずいぶん聞かされ、僕もあと10年早く生まれていたらなー、と思ったものです笑。それはさておき、その後しばらくして中学生になった僕は横浜ギタースクールに生徒として通い始め、コンクールなどにも出られるようになり、大学生を卒業する頃には受付のアルバイトなどもさせてもらっていました。ギター教室に受付が必要なくらい大盛況だったわけですね。その頃は大きなテーブルに10人くらいの生徒がギターを抱えて座り、先生がぐるぐる周りながらレッスンをするような形で1時間で全員入れ替え、というような今では考えられないようなシステムでした。それでも新聞広告などを出した翌朝などは申し込みの電話が途切れないくらいでの盛況で受付アルバイトも大忙しでした。そんな良い時代を垣間見た堀井青年でしたが、自分がコンクールに優勝しプロギタリスト駆け出しになったちょうどピッタリくらいのタイミングでクラシックギターブームはバブルがはじけたように崩壊、モテモテの夢も破れてしまいました笑。さらにこういう大ブームというものには反動というのが付きもので、ブームが去ると元のレベルどころか「クラシックギター、ダッサ!」みたいになってしまうのですね。当然看板を上げたばかりの自分の教室にも、講師にさせてもらった横浜ギタースクールにも生徒はやってきません。この頃は山口先生からボーとしていないで何か出来ることをしなさい、と言われて駅前で生徒募集のチラシを配ったり、夜中にコソコソチラシを電柱に貼り付ける、みたいな仕事もしたものでした。また、当時はバンドブームというのが訪れてエレキギターは大流行、背に腹は変えられないとばかりに横浜ギタースクールエレキギターコースもスタート、バッハを弾く年配生徒の次はディープパープルを弾く金髪生徒、というカオスな状態になりました。この頃が1990年代ですが、この後、山口先生のギター界引退に伴い2001年からは僕が横浜ギタースクールを受け継ぐ形となりました。横浜教室は20年間に渡り現在の教室の隣の部屋を専用で使用していましたが、コロナ禍と賃貸関係の問題が重なったことから現在は今の部屋をいくつかの教室でシェアさせてもらっている状態です。そして、その後現在に至るまでのクラシックギター人気はどうかというと、ニュートラルな状態に落ち着いてきたという感じでしょうか。今の若い世代の皆さんはクラシックギターの大ブームも、その反動の「ダッサ!」も知らないので他の楽器と同じ目線で、ピアノが弾いてみたい、フルートを吹いてみたい、と同じようにギターに興味を持ってくれるのだと思います。これからもクラシックギター大ブームはやめてほしいですが「静かな人気」くらいが続いてくれるといいかなー、などと都合の良いことを願っている次第です。ということで「今月の1枚」は僕がYGSの受付でバイトをしていた当時、1980年の神奈川新人ギタリスト推薦演奏会のチラシです。(ほりい)

県立緑ケ丘高校定期演奏会(4月1日更新)

堀井が部活動インストラクターを務める県立緑ケ丘高校クラシックギター部の定期演奏会がゴールデンウィーク最終日の5月6日に吉野町市民プラザホールで開催されます。1年間をかけて準備してきたクラシック、ポピュラーなど幅広いジャンルのレパートリーを披露いたします。ぜひご来場くださいますようお願いいたします。
⚫︎日時:2024年5月6日(月・祝)13:30開演(13:00開場)
⚫︎会場:吉野町市民プラザホール
⚫︎プログラム:カルメンより「ハバネラと闘牛士」(G.ビゼー)、ボヘミアンラプソディー(クイーン)、カヴァティーナ(マイヤース)、天体観測(BUMP OF CHICKEN)他

ギター大好きコンペティション全国大会で榎本哲也さんが金賞を受賞しました(4月1日更新)

3月31日(日)に東京渋谷のHakujuホールで行われた「ギター大好きみんな集まれギターコンペティション全国大会」においてYGSから出場した榎本哲也さんが金賞を受賞いたしました。全国大会では神奈川地区大会と違う「ブエノスアイレスの冬」(ピアソラ〜アサド編)を演奏いたしました。昨年度は当時小学6年生の白鳥修一朗君が中学生を含めた部門の金賞に加え、全部門を通してのグランプリ受賞という快挙でしたが、今年もYGSから出場の榎本さんが全国大会金賞受賞ということで素晴らしい成果となりました。

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