2022年8月号 No.376
記事でお知らせの通り来月から安部クラスが「叶音ギター教室」として独立することになりました。今まで通りの曜日に同じ場所でレッスンを行い、発表会などのイベントにもYGS姉妹教室として引き続き参加していただきますので生徒の皆さんにとってはほぼ今までと変わらないと言って良いと思います。とはいえ長年に渡り安部クラスに通ってくださっている生徒の皆さんの中には、実質ほとんど変わらないのに何故独立する形に移行するの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますので簡単に理由をお話しします。 まず第一は、安部講師には横浜ギタースクールで15年以上講師を務めてもらいましたが、その間には自身のギター教室も軌道に乗せ、ギター界全体でも頼りになる存在として認められるようになるなどしっかりキャリアを重ねてきました。この機に姉妹教室の形を残した形で独立してもらい、自身のカラーで教室運営を行なうのは生徒のみなさん、安部講師にとっても良い結果につながると思いました。 またもう一つですが、こちらは僕のライフプランに関わることです。もともと年を重ねるにつれて仕事だけでなく生活全てをシンプルにしていきたいという気持ちが強くなっていたのですが、コロナ禍の中で還暦を迎え、その思いがますます加速してきたように感じています。もちろんまだまだ仕事は頑張るつもりですが、身の回りから煩わしい事、少しでもストレスを感じること事などを整理していってシンプルで軽快な生活を目指していきたいと思っています。禅の教えに「放下着」という言葉があって、これは「放・下着」(下着を脱いで身軽になろう!笑)ではなく「放下・着」(物だけではなく思い込み、執着、こだわりなど皆んな捨てましょう)という事らしいのですがまさにこれですね。スティーブ・ジョブスの禅思想やテスラのイーロンマスクが全ての豪邸を手放してプレハブ住宅に住んでいる話も有名ですが、古今の大作曲家が年齢を重ねるにつれて無駄が徹底的に省かれて音数が少なくなり作風がどんどんシンプルになるといった話も知られています。天才経営者や大作曲家を例にしてはおこがましく、僕の場合は単に頭の中を整理する能力が衰えて身の回りを簡単にしたいだけかもしれませんがいずれにしても徐々にシンプルな生活に切り替えて行くのは良い事だと思います。 というようなわけでこの機に横浜ギタースクールもいろいろシンプルにシステム変更をしていくということになります。今後ともどうぞご理解ご協力をよろしくお願いいたします。(ほりい)
今年度の横浜ギタースクール発表会は11月26 日(土)に吉野町市民プラザホールで開催いたします。 YGSの発表会は、初心者からレベルやジャンルを問わずどなたでも参加できます。また演奏の形としては独奏以外にも友人、講師との重奏、アンサンブルなどいろいろな形での演奏参加が可能です。 発表会での演奏は日頃の練習やレッスンでは得られない多くの事が学べ、また生徒の皆さんの親睦の貴重な機会ですのでぜひ参加してみてください。 初心者の方や演奏に自信がなく躊躇しているという方も選曲やアレンジの工夫をお手伝いいたしますのでぜひこの機会にチャレンジしてみて下さい。最終的な申し込みは10月になりますが、早めに準備をした方が良いと思いますので遠慮なくレッスン時にご相談下さい。