2022年7月号 No.375
現代ギター誌に3ヶ月間の連載で執筆しているギターのお悩み相談室のコーナーですが、生徒の皆さんからあげてもらったお悩みの中から編集部と相談して9つの質問をピックアップして紙面上で回答させていただきました。実際には30近くものお悩みを寄せてもらいましたのでせっかくですので今後も時々この欄を使って回答してみたいと思います。ということで今回はその第一弾として2つのお悩みにお答えしてみます。 【5フレットから上の音がなかなか楽譜と一致せず覚えられません。効率の良い覚え方、覚え方のコツが有れば教えてください】 僕もギターを始めた当初、指板の音の位置を覚えるのが本当に苦手、というか本気で覚えようという気がなかったのでギターを始めて6〜7年経った高校生になった頃でも12フレットまで完全には覚えられていなかった記憶があります。この頃は将来自分がクラシックギタリストになるなどと夢にも思っていなかったのでエレキギターばかり練習していて譜面は全く苦手でした。というわけで偉そうな事は言えないのですが、苦労しないで覚えてしまった天才的なギタリストよりは回答者にふさわしいと思いますのでおすすめの手順を書き出してみます。 1.まず最初に開放弦を⑥弦から①弦まで順に呪文のように「ミラレソシミ」と覚える。 2.次に1フレットから3フレットまでの幹音(♯や♭がつかない音)を覚える。 3.この後は徐々にハイポジションに進みますが、まず5フレットと7フレットの音を優先して覚えます。理由は幹音が多いことと幹音以外で1つだけ出てくる②弦7フレットのファ♯の音もギターでお馴染みのト長調に含まれる音になるためです。 4.ここまで覚えたら12フレットに飛びますがこれは覚えるというより確認です。開放弦と同じ音名の1オクターブ上の音ですから「ミラレソシミ」でしたね。 5.次は10フレットです。ここの覚え方は12フレットの一つ下の音です。1弦ならミの下だからレ、2弦ならシの下だからラです。 6.ここまで覚えれば残りわずかですので前後の音から見当がつくと思います。幹音を先に覚えてしまいましょう。 【半年前の発表会では暗譜で弾けた曲、今日久しぶりにら弾いてみたらところどころ忘れています。あんなに練習したのにショックです】 プロギタリストでも数ヶ月の間一度も弾かなかったら忘れてしまいます。どんなに一生懸命練習して暗譜で完璧に弾けるようになったとしても、その後全く弾かない期間が続けば忘れてしまうのは当然です。ですのでレパートリーとして残しておきたい曲は1日の練習の最後に必ず1回弾く習慣をつけると良いと思います。しばらく毎日弾き続けるとその後は3日に一回、1週間に一回、と間隔が開いても覚えていられるようになります。このような曲を徐々に増やしていくことでいつでも自信をもって弾けるレパートリーがまとまってきます。アマチュアの方でも常時30分程度のセットリストを持てたら素晴らしいですね。(ほりい)
今年度の横浜ギタースクール発表会は11月26 日(土)に吉野町市民プラザホールで開催いたします。 YGSの発表会は、初心者からレベルやジャンルを問わずどなたでも参加できます。また演奏の形としては独奏以外にも友人、講師との重奏、アンサンブルなどいろいろな形での演奏参加が可能です。 発表会での演奏は日頃の練習やレッスンでは得られない多くの事が学べ、また生徒の皆さんの親睦の貴重な機会ですのでぜひ参加してみてください。 初心者の方や演奏に自信がなく躊躇しているという方も選曲やアレンジの工夫をお手伝いいたしますのでぜひこの機会にチャレンジしてみて下さい。最終的な申し込みは10月になりますが、早めに準備をした方が良いと思いますので遠慮なくレッスン時にご相談下さい。
これまで2年半にわたるコロナ禍の間は継続費を免除としてきましたが、状況が落ちついてきましたので7月分から継続費をいただくことにいたします。(1ヶ月間レッスンに来られない場合¥1000の継続費になります) なお、今後コロナ禍の状況が悪化した場合はまた免除も検討しますので、この欄でお知らせいたします。
レッスンスケジュール(Googleカレンダー)を見ようとすると「私はロボットではありません画面」が出てしまい、カレンダーを見ることができないという声が聞かれますが(iphoneでサファリのブラウザを使っているケースが多いようです)、ほとんどの場合は以下の方法で解決できますので試してみてください。 また、サファリではないブラウザ(Chrome等)ではこの問題は起きていないようですのでこちらもお試しください。 <対処法> 次の手順でカレンダーが見られるようになります。 【iphone設定画面】→【Safari】→【サイト越えトラッキングを防ぐ】をOFFにする