GSNトリオ旅報告〜2005年09月03日
佐賀公演〜とんでもなく大きな台風が
GSNトリオの活動史上初の公演中止となった昨年秋の九州公演についてはこのブログでリアルタイム報告をしました。
何しろ15年以上、コンサート回数にして400回以上にわたるトリオの活動でそれまで一度の公演中止の事態はなかったのですから、我々が日頃どれだけ正しい行いをしているか証明されていたわけです。しかも10年以上、毎年台風シーズンに何週間も地方公演をしてきたのですから非常に運がいい(いやいや行いがいい)と言わざるを得ません。
そしていよいよ明日の九州から今年の秋のシーズンがスタートになるわけですが、な、なんと、とんでもなく大きな台風が、思いっきり九州に向かってくるではありませんか。「大型」で「非常に強い」なんて書いてあり、ちょっとくらいはずれても無駄なほどの広い暴風域は数日後には九州に直撃といったコースです。
果たして明日の夕方の便は飛ぶのでしょうか?来週前半のコンサートは予定通り行えるのでしょうか?
今回も月曜日から7日間、14公演がびっしり詰まっており、佐賀の子どもたちが楽しみにしてくれていることと思います。せめて今日一日清く正しくいたしますので、2年連続公演中止は勘弁してください。
GSNトリオ旅報告〜2005年09月05日
超大型台風接近中、明日の公演は中止に決定
昨日は夕方の便で長崎に降り、陸路1時間ほどで伊万里のホテルに到着。 飛行中は普段よりは揺れが気になる程度で、長崎、佐賀も晴れ間ものぞくほどで台風の影響はまだそれほど感じられませんでした。 例によってメンバーとマネージャーのKさん、機材担当のミッチョンことFさんで 焼き肉屋に集合「10日間よろしく」の乾杯、10時頃にホテルの部屋に戻ってびっくり。テレビ画面には沢山の住宅や車が浸水している東京、横浜の集中豪雨の様子が映っています。 これでは明日は九州も大荒れか、と思って眠りにつきましたが目覚めてみると曇り空ながらも穏やかで一安心。初日の公演は午前が伊万里の養護学校、午後が玄海町のホールで中学校合同の公演。午後には風もかなり強くなり台風の接近を感じてきましたが公演は予定通り無事行われました。しかしこの午後の公演の開演直前に連絡が入り、明日の公演中止が決まってしまいました。
GSNトリオ旅報告〜2005年09月06日
暴風域に入ったようです
現在6日の午前9時、台風は鹿児島付近とのことですが、ここ佐賀県の武雄もいよいよ風雨が激しくなってきました。 九州南部では昨日から大きな被害が出ているとの報道ですが、佐賀では昨晩から今朝にかけてもそれほどではありませんでした。それがつい先ほどから窓に打ちつける風雨の音が強まり、外の木々の揺れが大きくなっています。 昨日のうちに今日の公演中止は決まっていたので宿泊も予定の多久市をキャンセルして次の宿泊地、武雄に先乗りしてきました。 武雄は関東ではあまりなじみが無いかもしれませんが西日本では有数の温泉地として知られています。そういえば昨年は女優の宮○理恵が恋人とお忍びでここ武雄に滞在していた、ということがワイドショーで騒がれていました。われわれもここ数年は毎年武雄に宿泊しているのでかなり勝手知ったる土地で、昨年このブログにも書いた「押しかけライブ」もここ武雄の「レリビー」というお店の出来事です。 しかしこの様子では今日一日まったく外に出られそうもありません。ちょうど月末のライブで弾く新曲の練習をしなければ、と思っていたので今日は練習日です。
GSNトリオ旅報告〜2005年09月07日
3日目は無事公演再開
九州全域に甚大な被害をもたらした台風14号が佐賀県の真上を通過した昨日はやむなく一日ホテルで缶詰状態でした。台風が通過した夕方には多少風雨が弱まってきたので近所の本屋に出かけ、ついでにファミレスで夕食を済ませてホテルに戻りました。
本当は武雄温泉の由緒正しい元湯の温泉でのんびりしたかったのですが再び吹き返しの風が強まりホテルに戻るのがやっとでした。
一夜明け、早朝はまだ雲が多かったもののその後どんどん晴れ間が広がり、午前中の公演が始まる10時にはかなりの蒸し暑さです。午前は武雄の小学校でのコンサートでしたがステージに扇風機を用意してもらわなければならない程です。
午後は牛津に移動し中学校で演奏。昨年の公演の際に台風で翌日に延期になったのがここの近くの小学校とのことでそのときに6年生で聴いてくれた子ども達が中一になり、図らずも2年連続で僕たちの演奏を聴くことになったそうです。
写真は初日の伊万里での公演の模様を伝える新聞記事。
GSNトリオ旅報告〜2005年09月08日
武雄温泉から
昨日は夕方早い時間にホテルに着き、ゆっくり武雄温泉につかってきました。温泉街には立派な温泉ホテルも立ち並んでいますが、そのようなホテルに宿泊しなくても3つの公共の温泉に銭湯並の入浴料で入れるようになっています。
何でもこの温泉はかなり古くから知られており、朝鮮出兵の際の秀吉も立ち寄ったという話や宮本武蔵がしばらく滞在していたという記録も残っているそうです。(でも武蔵は風呂に入らなかった事で有名ですよね)
そんな歴史を感じさせるような元湯は渋い木の湯船で浴場の壁や屋根も木製で古風な雰囲気の素晴らしい温泉です。温泉で足をのばして地元のおじいちゃん達の元気な声を聞いているうちに何年か前のエピソードを思い出してしまいました。
そのときのツアーのパーカッショニストはサンバ伝道師の草分けとして有名なフランシス・シルヴァさんで、その日はメンバー揃って温泉に出かけたのでした。フランシスさんは大橋兄と同世代のブラジル人でコーヒー色の肌、スキンヘッドの容貌です。
そのフランシスさんが湯船の縁に腰掛けていたところ地元のおじいちゃんがすぐ隣にすわりました。GSNの3人は湯船に浸かってその様子を見ていたのですが、そのおじいちゃんが何やらフランシスさんに話しかけています。
「そげんこついっとって$B%X%C%$◎:8%^!<なかとねC%$◎:8%」
すごい佐賀弁でほとんど内容はわからないのですが、どうやらそのおじいちゃん、フランシスさんのことを一緒に来た相棒のおじいちゃんと間違えているらしいのです。浴場内は薄暗い上、湯煙が立ちこめてボーとしているのです。
すぐにフランシスさん本人とGSNのメンバーはその勘違いに気がついたのですが
そのおじいちゃんはまだ気がつきません。しばらくしても返事がないことを不審に思ったらしいおじいちゃん、おもわず隣の人の顔をのぞき込んだ途端、相棒でないどころか上記の容貌の外国人です。もう驚いたなんていうもんではありません。すごい表情でのけぞったのには、もう爆笑です。
その後おじいちゃん達と仲良くなったのは言うまでもありません。
演奏4日目の8日(木)は武雄のホテルから30分の移動で鹿島市に向かい市内の小学校で演奏。
午後は西有田に向かい、炎博記念館というホールで西有田の中学校の公演。この炎博記念館、建物全体が有田焼をモチーフにして設計されているようで、有田焼の壺を想起させる外観を初め、扉の取手や各種プレートもすべて有田焼、さらにホール客席の天井に下がる豪華な有田焼のシャンデリアと、びっくりのホールでした。(写真は炎博記念館)
GSNトリオ旅報告〜2005年09月12日
ニョロニョロのあれを食べてみました
先週の9日、金曜日は午前、佐賀市内の中学校、午後は諸富町の町民文化体育館で地元の中学校の公演を行い、一週目のスケジュールを終了、一旦帰京しました。
今日は夕方6時に福岡に着き、7時前に鳥栖着。今週の公演予定は2日間だけなので火曜の公演を終えたら横浜に帰ります。とはいえ、また今週もよろしくお願いします、ということでスタッフメンバーが居酒屋に集合です。
九州の酒の肴は珍しい物も含めてずいぶんいろいろといただきましたが、今回一つ忘れていた物を思い出して試してみることにしました。それは何かというと「イソギンチャク」。日本中、津々浦々飲み歩いてきましたがこれは未体験です。
まずイソギンチャクといえば海中でゆらゆらしている無数の触覚のような部分、ここは硬めのパスタのようでほとんど無味無臭、そして胴体にあたる部分は少し歯ごたえがあり烏賊のような味、そして中には黒っぽい内臓が入っていてここが独特の磯臭さと苦みで、これがイソギンチャク好きにはたまらない・・・、
なんて言うのは嘘で、イソギンチャクが目の前に登場するまではこんな感じを予想していたのですが、現れてみるとかなり違った物でした。味噌煮になって出てきたのですが、写真のように小鉢に5〜6個、直径2センチほどの黒っぽく丸い物体が入っており、期待していた触覚ニョロニョロは見あたりません。火を通すと小さくなるらしいのですが、それにしても予想よりずいぶん小さめです。肝心のお味の方ですが、こちらも期待に反して?ほとんど癖がなく柔らかめの貝類といった感じの風味でごく普通に酒の肴です。イソギンチャクの天ぷらというメニューもあり、こちらも美味しそうでしたが次回の楽しみにしておきました。
GSNトリオ旅報告〜2005年09月13日
2005年佐賀公演無事終了。
佐賀公演の2週目、月曜日は午前が中原町の養護学校での公演。教室くらいのこじんまりしたスペースで間近での演奏を楽しんでいただけた様子でした。午後は、みやき町の小学校での演奏。学校に到着して体育館で仕込みに取りかかっていると、打ち合わせにいらした先生が非常にフレンドリー、あとでお話をうかがってみると、前に赴任していた学校でもGSNトリオの演奏を聴いたことがあるとのこと。GSNのノリをご存じだったわけですね。子どもたちも明るく素直に音楽を楽しんでくれている様子でした。
翌日は今回の佐賀公演最終日、朝から気温が上がり例によってステージ上の扇風機は必需品です。朝は鳥栖市内の小学校での公演でしたがかなりの蒸し暑さ。先生方のお話では午後の会場は立派なホールなので冷房完備で楽ですよ、とのこと。そして上峰町のホールに到着、リハーサルを始めましたがなんか蒸し暑い・・。何と空調の不調で冷房が効かず現在原因究明中とのこと。このような場合会場がホールというのは最悪のコンディションになります。なぜかというとステージ上は立派なステージ照明の熱でとんでもない温度になるからです。開演時間が迫るともう開き直りです。コンビニで氷を買ってきてもらい、ビニール袋に氷を詰めたものをもってステージへ。この気温に加えて照明の熱ですから、どうなることかと思いましたが、何と開演と同時に空調復活。今年の佐賀最終公演もこうして無事終了!。

Yoshinori Horii